早採りワカメを食べたことがありますか?早春の1〜2月にしか味わうことのできない新芽(幼芽)のワカメのことです。
普段、ワカメはお味噌汁の具など脇役のイメージが強いかと思いますが、早採りワカメは主役級。通常の収穫期より早く収穫するワカメは、やわらかくて、茎までシャキシャキして本当に美味しいのです。
神戸の須磨浦水産研究所では毎年、須磨浦早採りワカメ株付け体験オーナーを募集。12月の株付け、2月の収穫と2回セットで体験することができます。
収穫したてのワカメのしゃぶしゃぶはもう絶品!ということで、2018年の様子をレポートします。
早採りワカメの株付・収穫オーナー体験レポ【株付編】

家族・友人と須磨浦海岸にやってきました!まずは「早採りワカメ株付け・収穫オーナー体験」の概要から。
早採りワカメ株付・収穫オーナー体験概要
- 株付作業:平成29年12月3日
- 収穫作業:平成30年2月11日
- 場所:須磨浦漁友会事務所前(神戸市須磨区須磨浦通6丁目)
- 募集定員:300口 ※先着順(事前申込制)
- 料金:1口3,500円(ロープ6m2つき約18株)
- 収穫量:10kg〜20kg程度

須磨浦海岸に到着すると事前に割り振られた番号ごとに集合場所が指定されています。各自、ロープとワカメの株をもらい作業スタートです。

これがワカメの株、1口分です。

こんなに小さいワカメの株がどれくらい大きく育つのでしょう。ワカメの株は1つずつロープに挟んでいきます。

ロープの綱を反対向きにねじって、ゆるめて、ワカメの株を挟み込みます。子供でも簡単にできますよ。
すべての株をロープにつけたら、漁港の担当者の方に引き継ぎます。あとは、海の漁場で約2ヶ月成長するのを待つのみ。

株付け体験はあっさり終了。次にワカメ漁場視察の海賊船に乗ってきました。

これが海賊船!実はすごーく行列で30分以上待ちました。
ワカメが育つところを案内してもらいました。2ヶ月後が楽しみだねーと話しながら、この日は帰宅。
早採りワカメの株付・収穫オーナー体験レポ【収穫編】
12月に株付したワカメの収穫体験の日がやってきました。約2ヶ月でどれくらい大きく育ったかというと・・・

ロープ1本には驚くほど大量のワカメが育っていました。(画像は3株分なので、この6倍あります)

持参したハサミやキッチンナイフなどで根元からカットしていきます。
1つのかたまりが1つの株から育ったワカメ。全部で10kg〜20kgと生育状況はロープによってまちまちですが、45Lのゴミ袋4つ分くらい収穫できました。

採りたてのワカメは「ワカメしゃぶしゃぶコーナー」にて即席しゃぶしゃぶにして味わうことができます。鍋、ザル、トングなどの調理道具も用意されているので、ワカメを持っていくだけで大丈夫!茶色のワカメをお湯でサッと湯がくと・・・

鮮やかな緑色のワカメになりました。磯のいい香りがします〜

ポン酢が用意されていましたので、少しかけていただきました。やわらかくて、口に入れた瞬間、磯の風味が広がります。うまい!

お友達と1つのロープを半分にしたので、我が家に持ち帰ったワカメはこれくらい。みなさんシェアされていましたよ。自宅に帰ったら、ワカメを湯がいて保存する作業が待っています。
続きはこちらでどうぞ。


