
四国物産展で買ってきた「一六タルト」は、愛媛県の銘菓です。百貨店やスーパーの催事などで見かけると、つい買ってしまう私の好物。
タルトといえば、ビスケット生地にカスタードやフルーツがのったケーキを思い浮かべますが、愛媛のタルトはそれとは全く違います。

どこからどう見ても、ふつうのタルトではありませんが、愛媛ではこれがタルト。
「ゆず風味の餡子をカステラで巻いているもの」こそタルトなのです。
四国銘菓!愛媛県松山市でうまれたタルトの歴史

◎愛媛県松山市にある道後温泉
タルトの原名はタルトレート(TART LERRE)、約300年前にポルトガル人より伝えられた南蛮菓子です。
松山藩主・松平定行公は、当時ポルトガル船入港の知らせに長崎へ出向き、海上警備にあたっていました。結局、争いに発展することなく船は引き上げましたが、この時に定行公が南蛮菓子タルトを味わい感銘をうけ、製法を松山に持ち帰ったといわれています。
当時の南蛮タルトは、カステラの中にジャムが巻いてあるもので、現在の餡子入りのタルトは定行公が考案したものとされています。その後、製法が世に伝わり、松山の名産となりました。
愛媛を代表する銘菓!一六タルトは手土産や贈答品にオススメ

「一六本舗」は四国のゆずを使った餡子としっとりとしたカステラが絶品で、贈答品としても人気が高いです。明治16年創業、創業した年「16」が社名の由来。

ロールケーキが丸々入った1本入りを買いました。他にも1切れずつ入った個包装(ひと切れ一六タルト)もあります。

一般的なロールケーキよりも少しだけ細めです。一六タルトの巻き具合はとても美しく、きれいな「の」の字になっています。

あらかじめ11切れにカットされていますよ。
気になるカロリーは、1本1098kcal、1切れ約100kcal。

カステラと餡子の組み合わせは甘く、ほんのり柚子風味が上品な香り。やっぱり緑茶が合いますね。 疲れたときにふと、食べたくなるお菓子です。
「柚子」のほかにも「抹茶」や「甘夏みかん」(期間限定)も販売しています。

愛媛県松山市にある「一六本舗」はもちろん、全国の百貨店や催事等で購入可能。
“四国銘菓コーナー”をぜひチェックしてみてくださいね。

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愛媛県内には「六時屋」「ハタダ」などタルトを扱うメーカーが多数あるので、食べ比べてみるのもいいかもしれませんね。