各地で梅雨入りが発表されていますね。そう、梅仕事の季節がやってきました。
普段ていねいな暮らしには程遠い生活をしている私ですが、梅だけは心踊るくらい好きです。
梅干し梅酒は作ったり作らなかったり。梅ジュース(梅シロップ)だけは毎年の定番でした。それが、3年ほど前から梅ジュース作りはやめてしまいました。なぜって?梅ジュースより美味しくて、すぐに楽しめる梅の甘露煮にはまってしまったから。
1度食べたらやみつき!梅の甘露煮の作り方
まず、梅の甘露煮は青梅で作ることが推奨されています。それは青梅のほうがフレッシュで形が崩れにくいから。梅の甘露煮はお茶請けにもぴったりなので、梅のカタチをしっかり残したい場合はやはり青梅で作ることをおすすめします。また小粒より大粒のほうが食べ応えがあります。

今季はすでに2回作っています。1回目は青梅で作り、2回目は青梅の終わりかけ少し熟れている南高梅で作りました。完熟梅で作ってもおいしいですよ。青梅より崩れやすいですがトロトロの梅も自宅用なら気になりません。梅の種類はお好みでどうぞ。
梅の甘露煮レシピ|500gの少量から簡単に作れます
▶︎材料:梅500g、砂糖400g(梅の80%)、水
▶︎作り方:工程①〜⑨
*鍋の中で梅がぶつかりにくく作りやすい分量ですが、梅の重量に合わせて調整してくださいね。
①梅は優しく水洗いする。
②梅のなり口のホシ(ヘタ)を竹串などできれいに取り除く。
③果肉の煮崩れを防ぐため太めの針などで20か所ほど小さな穴をあける。
④鍋に梅とひたひたの水を入れ弱火にかける。全体を手で混ぜ合わせて、熱いと感じる温度(約50度)になったら湯を捨てる。これを2〜3回繰り返す。
⑤梅・砂糖(1/3の分量)・ひたひたの水を鍋に入れ、弱火にかける。
*鍋はホーロー・ガラス鍋・土鍋など非金属鍋がおすすめ。

⑥浮いてくるアクを丁寧に取りのぞく。落とし蓋代わりにガーゼまたはキッチンペーパーをかぶせ、弱火で5分煮る。
*アクが取りにくい場合は、キッチンペーパーを広げアクを吸い取ります。落とし蓋はガーゼかきれいなキッチンペーパーに取り替えます。

⑦ガーゼの上から残り半量の砂糖を入れ5分煮る。さらに残りの砂糖を入れ5分煮る。
*弱火でコトコト煮るのがポイント!

⑧冷めたら梅の実を消毒した容器(浅い容器がおすすめ)にそっと移し、ガーゼを上からかぶせる。

⑨シロップは一度沸騰させガーゼの上から注ぎいれる。冷めたら冷蔵庫で保存する。
すぐに食べられますが作りたての梅の実は酸っぱいです。

梅の甘露煮のアク抜きと保存期間について
冷蔵保存で半年以内に食べ切るのがひとつの目安。
私は半年以上寝かせた甘露煮が好きで、昨年の甘露煮をおいしくいただいていますが…自己責任です、はい。
アクが強かったり酸味を強く感じる場合はすぐに食べずに数日置くと味がまろやかになります。梅特有のえぐみ・渋味・苦味が苦手な方は工程④の下茹でを多めに、灰汁取りをしっかりしましょう。
事前に水に浸け置くのも効果的です。つけ置き時間の目安は青梅なら2〜4時間ほど。アクが完全に抜けると旨味まで抜けてしまうので、浸けすぎには注意しましょう。完熟梅は浸けおきの必要ありません。
炊飯器で作る梅の甘露煮レシピもあるようです。我が家は炊飯器がないから作れないのですが、保温機能で作れるってすごい!
梅ジュース派?梅の甘露煮派?暑い夏を梅で乗り切ろう
甘くて冷たい梅の実はそのままでほっぺたが落ちる美味しさ。食欲がない日でも、甘露煮を食べると元気になれます^^
シロップは炭酸で割って梅ジュースのようにいただきます。梅の甘酸っぱさで疲れが吹き飛びます。ゼリーや寒天、かき氷に入れても美味しいですよ。

氷砂糖で作る梅ジュース(梅シロップ)は火も使わず簡単に作れるのがいいですよね。ただ氷砂糖が溶けて梅のエキスが十分にでるまで、1〜2週間ほど待たなければなりません。「早く飲みた〜い!」作ったそばから娘たちが叫びます。笑
そんなとき梅の甘露煮シロップならすぐに飲めますよ。
梅ジュース(梅シロップ)を作ったあとのシワシワの梅の実どうしてますか?残った梅の実でジャムや甘露煮を作ったのですが、やはり梅の実からジャム作りをしたほうがおいしいなと。梅の甘露煮なら梅の実もシロップも両方美味しく味わえます。

◎うちの梅ジャム、梅の終わりの完熟梅で作ってます
…と梅の甘露煮にすっかりはまっていますが、梅ジュースが出来上がるまでの氷砂糖が溶けて梅のエキスが抽出されていく様子を見るのも好きだったりして・・・。

しそジュースを作りました。
赤しそは煮出した後に梅酢を揉み込み、天日干し。ゆかりにするつもりが、そのまま食べてもおいしい!
天然のジュースがあればジメジメした梅雨も夏の暑さもこわくない…はず。梅の季節を楽しみましょう。
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