私たち夫婦は結婚後もDINKS=共働きでした。
そして約10年勤めていた会社を退職して専業主婦になりました。
退職した会社は育児休暇などの制度が整った、働く女性に優しい大手企業でした。
出産後も社内に多くいた働くママたちのように、時短勤務をしながら働き続けようと思っていました。
ですが、産休中(育児休業をとる直前)に夫の転勤が決まり退職したのです。

もし夫の転勤がなく職場復帰できていたなら今頃はフルタイムの働く母になっていただろうか?
2人の子供を抱えて、器用にワーキングマザーができていただろうか?
専業主婦になって考えたこと
専業主婦をしていて良かったこと感謝していることはたくさんあります。
- 子供と一緒に過ごせる
- 家事をきちんとできる
- 雨の日も寒い日も体調の悪い日も、会社に行かなくていい
- お金を稼ぐ厳しさを忘れる(良いか悪いかは置いといて)
- 職場の人間関係に悩まされることがない
ワーキングマザーは家事がしっかりできないと思っているのではなく、私が働いていたら今のようにはできないだろうという勝手な推測です。
専業主婦でつらいなと思うこともあります。
- 子どもと1日中一緒で疲れる
- 社会とつながりがなく疎外感を感じる
- 自分だけのコミニティがない(家庭にしか居場所がない)
- 目に見える評価や対価がなく、やりがいを感じにくい
- 自分でお金を稼げないという事実に落ちこむ
専業主婦は家事や育児が仕事であって、稼ぎがないことを気にする必要はないのかもしれません。それでも養ってもらっている立場なのだと落ち込むこともありました。
ちなみに専業主婦で辛いと感じていたこと、大半が未就園児、乳児のときに感じていたことです。子どもが幼稚園に入ったことで1〜3までは解消されていきました。
※これらは私が感じたことで、あくまで主観です。
当時は昔の同僚の活躍を知ってひどく落ち込んだり、意味もなく採用ページをのぞいてカムバック採用してないかな?と考えたりしたこともありました。
今の自分は退職して5年以上経ち、全く関係のない人になっているにもかかわらず…です。
一度退職してしまったら、なかなか同条件での再就職は難しいですよね。
どこでも働けるような国家資格や能力があったわけではなく、結局のところ誰にでもできる仕事をしていたということなのかもしれません。
現在はありがたいことに、このブログが縁となり「書く」というお仕事を少しずつさせていただけるようになりました。
子供たちが少しずつ大きくなり、じぶんの時間が増えたことで、再び社会とつながることができました。
過去より未来を
過去には「もし(もしかしたら)」がありません。
もし産休明けに職場復帰していたら
- 2馬力で家計は潤っていた
- やりがいのある仕事を任されていた
- 職場や社会とのつながりがあり視野が広がった
- 両立ができなくて悩んでいた
- 夫が協力してくれないと文句ばかりで離婚の危機に陥っていた
どれも「○○かもしれない」という考えても仕方のないことですよね。
そう、過去は変えられないのです。
未来には「もし(もしかしたら)」があります。
- やりたい仕事に出会う
- 主婦業を極めている
- 趣味に没頭している
- 夫がリストラされる
- 自分または家族が病気になる
何が起こるかわからない人生だからこそ、後悔のないように生きたい。
自分が選んだ道も、運命のような出来事も、私の人生を(未来を)ずっと良くするために頑張っていきたい、そんな風に思うのです。
出産を控えた友人に退職するか迷っていると相談されることがよくあります。
私の答えはいつも決まっていて
一度退職してしまうと同じ環境・待遇で働くことは難しいから、できるなら働き続けてほしい。辞めるのはいつでもできるよ。
でも、辞めたっていい。人生いつでもやり直しはできるから。
同じスタートラインに立てないだけで、自分の人生どんな風にでもつくっていけるよ。
今までの経験は無駄にはならない、全部つながっているんだよと。
正社員から専業主婦になって後悔してる?とも聞かれました。
退職したときは本当に残念だったし、働いていたかったと思ったこともある。
職場環境は良かったし、何より会社が好きだった。
でも後悔はしてないよ。
今とても楽しいからと答えました。
自分の人生どんな風にもつくっていける、いくつになっても可能性はある。
自分の人生を後悔しないよう、毎日をしっかり生きていこう、と改めて思ったのでした。
でも娘たちには手に職・資格は大事と伝えたい。笑
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