
私はMBS毎日放送が制作している「住人十色」という番組が大好きで、毎週かかさずに見ています。
「住人十色~家の数だけある 家族のカタチ~」は、テーマの通り、本当に様々な家と家族が登場します。
30分という短い時間の中に、家づくりのみならず、インテリア・整理収納のヒントがたくさん。
インテリア雑誌よりも、ずっと参考になるリアルな情報だと思います。
写真だけでは伝わらない、家族が家に込めた想いだったり、インテリアの良い点・悪い点がよくわかります。
毎日暮らしている家族の反応からも、単に憧れやおしゃれだけでは暮らしが成り立たないよね、ということが感じられることも。
今日は最近見たなかで、印象に残った家を紹介したいと思います。
リビングに丘がある家


出典:住人十色
衝撃の大きなすべり台のある家!
丘にみたてて、くつろぎのリビングスペースにしつつ、ダイニングテーブルを併設して、掘りごたつの椅子にしてしまうとは、驚きでした。
こんな問題も抱えているよう。
- 隠す収納であるドアが全部同じに見えて、物が見つからない
- 丘=絨毯=椅子なので、汚れが気になってしまう
ドアノブには、おしゃれなナンバープレートを取り付けて分かりやすいように工夫されていました。
子供たちのこの笑顔と奥様の家に対する愛情っぷりに、素敵な住宅だな、と思わずにはいられません。
収納のプロが建てた家


出典:住人十色
変形崖地にたつ素敵なお家。
シンプルながら洗練された住宅と、収納のプロという奥様の片付けアイデアは参考になります。
- カトラリーなど、子供たちが手伝いやすいよう、リビングに子供専用食器棚を設置している
- バスケットや収納BOXは、子供たち各自に1つとして、入りきらないものは処分するなど自分で管理させる
子育てをしているママだからこその発想で、素敵な暮らしぶりが印象的でした。
今回の奥様、ライフオーガナイザー宇高有香さんは本も出版されています。
住人十色が好きな理由
私がこの番組でいいな、と思うのはこんなところ。
- 映像で全体像が見えること
- 家族の反応から利点・欠点が見える
- インテリアや雑貨など実例が豊富
- 土地・建物価格がリアルで参考になる
- こだわりをカタチにしている見本を知ることができる
- インテリア・家づくりだけではなく「暮らし」に重点をおいている
家族の反応から欠点が見えるというのは、たとえ素晴らしいインテリアであっても、不便な部分もあるんだなーとか、暮らしやすくするためにこんな工夫をしているんだなーと気づかせてくれるという意味です。
土地・建物価格、工期や工法まで公開しているので、家づくりの妄想がふくらみますね。
私は賃貸住まいなので、家づくりをした経験もありません。
希望やこだわりをうまく取り入れて、家というカタチに完成させていく。
なんだか新鮮で、こういう家って素敵だなーと思わせてくれます。
何より「家族のカタチ」というテーマのとおり、暮らしぶりに重点をおいた内容が参考になるんですよね。
家は結局のところ箱でしかなくて、中に暮らす家族がどういう生活をしているのか?という肝心なところが随所に見られるのが好きなんだと思う。
「劇的ビフォーアフター」という番組がありますよね。
私も以前は好きでよく見ていました。
でも住人が抱えている悩みや問題点を解決する過程と、beforeーAfterに注目されるばかりで、実際の暮らしぶりが見えてこないんですよね。
最後の「幸せそうな家族の絵」だけでは、本当の暮らしぶりは伝わってこないと思うのです。
目的が違うのでしょうけれど、わたしは断然、「住人十色」派です。
あっ、「渡辺篤史の建もの探訪」も好きですよ。
住人十色が日本各地を対象としているのと比べて、建もの探訪は首都圏中心ですね。
そういう意味でも「住人十色」が全国放送でないのが残念というかもったいないな、と思っています。
住人十色の放送地域・放送日時
MBS制作のドラマなどは、TBSでも見られますよね。
現在、住人十色が見られる地域は限られていますので、全国放送を期待したいものです。
※4月よりDLifeで全国見られるようです。
<住人十色が見られる放送地域と放送日時>

出典:ウィキペディア 2015年8月現在
詳しくはこちらでご確認ください。
実は、今まで見た中で一番印象深かった住宅が他にあるのです。
記事になりましたので、よかったらご覧くださいね。
無印良品が好き。