
最近、ホームベーカリーを持っている人多いですよね。私もホームベーカリー愛用者のひとりです。持っていない友人たちからよく聞かれること。
そもそもホームベーカリーで焼いたパンって美味しいの?
きっとスーパーで買う食パンより美味しいけれど、パン屋さんのパンには劣るという認識が一般的ではないでしょうか。でも、わたしパン屋さんに匹敵するくらい美味しいと思ってます。
手ごねパンも美味しいけれど、ごはんを炊くように気軽にパンが焼けるって素晴らしいですよね。
いつでも焼き立てのパンが食べられて、パンの香りで目覚めるなんて贅沢だなーと思います。
野菜嫌いの子どもにほうれん草パンを食べさせたくて買ったよ!という友人ママもいました。手作りで色んなパンが作れるのもいいですよね。
ホームベーカリーって必要?
私がホームベーカリーを買ったのは、3年前のこと。
ホームベーカリーが欲しいと思ったのには、いくつか理由があります。
- スーパーの食パンが美味しくない
- 焼き立てパンが食べたい
- パン屋さんにわざわざ買いに行くのが面倒くさい
- パン屋さんのパンは美味しいけれど、値段が高い
- トランス脂肪酸(ショートニング・マーガリン)を避けたい
- 添加物が入っていない(何が入っているのか自分でわかる)
- 子ども(当時1歳)のおやつ代わりにパンを消費したい
調べてみると、1斤あたりの材料費120円前後で作れると知りました。
- 本体の価格まで元がとれるように使えるか?
- ただの置物になってしまわないか?
・・・と散々悩んだ挙句、思い切って購入することにしたのです。ごはんと同じように美味しくて安心なパンが食べたい!という想いが強かったのでしょうね。
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どこのメーカーにする?
ホームベーカリーって種類が沢山あって、何を基準に選べばいいか迷いますよね。・・・でも、わたしメーカーには全く迷いませんでした。
ホームベーカリーを買うならパナソニック製と決めていましたから。

我が家のホームベーカリーです。
何故わたしがパナソニックにしようと思ったのか?
- ホームベーカリーを生み出したのがパナソニックであること
- 課長島耕作を読んでいたこと
この2点に尽きます。
今をさかのぼること19年前の1984年。
社内では、炊飯器事業部と回転器事業部、電熱器事業部が統合し、電化調理事業部が発足した。炊飯器のマイコン技術、回転器のモーター技術、電熱器の温度制御技術。
「何かこれまでのウチの技術を統合した、斬新な商品はできないだろうか?」そこで浮上してきたアイデアの一つが、自動製パン機
— 後に一世を風靡することになる、ホームベーカリーだった。
引用:パナソニック・イズム 西洋の技に根づいた日本の技~ホームベーカリー~
技術を結集した結果がホームベーカリーへとつながるんですね。

もともと、島耕作シリーズは、係長だった島耕作が本社の宣伝課で課長に昇進するところから物語が始まります。
1980年代、日本の家電業界が黄金期を迎えていた頃の出来事です。
課長として順風満帆に見えた島耕作の初めての左遷は、副社長・大泉の愛人だった典子を寝取ったことで、大泉から恨みを買い、京都の電熱器事業部に飛ばされるというストーリーで読むことができます。
そこで島耕作は、ホームベーカリーの開発現場にかかわります
(『課長 島耕作』④巻STEP32)。
引用:シマコービジネススクール ~課長・島耕作のホームベーカリー~ 早稲田大学BS准教授 長内厚
本編にはホームベーカリーを開発する気苦労エピソードがちりばめられていて、読んでて印象深かったんでしょうね。買うなら松下!ってずっと思ってました。笑
当時流行っていたのは、SANYOのゴパンというもの。米パンブームの火付け役ですね。価格は高いながら、米粉ではなく、まさに米からパンができるというものです。
ちなみに、私が持っているパナソニックのものも、冷ごはんと小麦粉を混ぜて作る、もっちりした食感の米パンというものが作れます。
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機種の違いは?
同じパナソニックでも上位機種・下位機種で性能が違ってきます。当時、上位機種しかできない機能に惹かれて、私は高いほうを購入しました。
その機能とは、パン・ド・ミという皮パリッのパンが作れるというもの。
パン・ド・ミが、普通の食パンと比べて違うことは、次のとおり。
- 薄皮でパリッ、中モチっとした食感
- イースト菌が半量で作れる
- 発酵時間が長い(焼き上がりまで時間がかかる)
一見、良いのか悪いのか分からないですよね。食感は好みがあるかと思います。
私の場合、皮に近い端っこをあえて食べたいくらい皮大好きです。
イースト菌はパンを作るうえで欠かせない発酵に必要なものです。通常はインスタントドライイーストを使います。
赤サフは使い勝手がいいですね。
一般的にホームベーカリーはイースト菌を多く使用して、その分発酵時間を短くすることが多いです。焼き上がり時間を早くすることができますから。
イースト菌が多いとイースト臭が感じられて美味しくないと感じる場合もあります。
まさに、私がそうなんです。
いつも夜寝る前にセットして朝6時に焼き上がるようにしています。
ですから、焼き上がりまで時間がかかることも気になりません。
※焼き上がり時間は通常4時間50分(普通の食パンは4時間)
※予約機能は13時間後までOK
ちなみにプロのパン屋さんでは長時間発酵・イースト少なめが基本のようです。パン・ド・ミコースで焼くと、パン屋さんに負けないくらい美味しい!と思っています。
さて、家電はどんどん進化していますよね。
購入した当時と比べて機能が良くなったなーと感じた点は、この2つ。
- 当時、上位機種にしかなかったパン・ド・ミが、下位機種にも搭載されている
- パンケースにフッ素コートが標準装備されて、熱伝導率がより高くなった
では、今一番売れているホームベーカリーってどれなんでしょう?
パナソニックのラインナップを上位機種〜下位機種にわけて、見ていきましょう。
▼上位機種

Panasonic ホームベーカリー 1斤タイプ ブラウン SD-BMT1000-T
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2014/09/20
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
▼中位機種

Panasonic ホームベーカリー 1斤タイプ ピンク SD-BM1000-P
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2014/09/20
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
▼下位機種

Panasonic ホームベーカリー 1斤タイプ イエロー SD-BH1000-Y
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2014/09/20
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
特徴を比較してみます。

上位機種の最大の売りは、インバーターモーターです。
これにより実現したことは、
- 業界初60分の時短コース
- もちもち~ふんわりまで食感の選べる3種類のパン・ド・ミ
外観もなんだか高級感がありますよね。
逆に下位機種で注意すべき箇所は、
- ナッツケース(レーズンやくるみなどを自動投入する)の容量が少ない
- 麺・餅つき機能が無い
個人的にはレーズン多めのパンが作りたいから、中位機種以上かなと思います。まぁ、手動で入れればいいんですけどね。
どれも価格差が3千円~5千円と、微妙な差なのがまた悩ましい。
*そのほかゴパンなど別種類のラインナップもあります。
我が家はホームベーカリーで週に2回パンを焼きます。
焼き立てを冷ましたあと数枚はラップにくるんで冷凍庫へ。
常にストックがある状態なので、いつでも大好きなホットサンドが食べられて幸せ。
材料費いくらかかる?
下調べでは120円の材料費だったのですが、実際いくらかかるか計算してみました。
<パン・ド・ミ 1斤の材料費>
- 強力粉 67円
- 砂糖 2円
- 塩 0.5円
- バター 28円
- 牛乳 12円
- インスタントドライイースト 8円
合計 117.5円
バターの高騰が気になるところですが、ほぼ予想通りという結果でした。
電気代は+5円~10円というところでしょうか。
強力粉は楽天の ママの手作りパン屋さん でずっと買っていました。

膨らみと香りが好き。カナダ産です。
バターの販売制限もあり送料無料ハードルが厳しくなってきたので、最近はLOHACOの専門ショップであるクオカさんで購入しています。
1900円から送料無料なので、まとめ買いしなくていいのが助かります。

おうちパンの必需品は?
ホームベーカリーを購入すると、欲しくなるのがパン切り包丁ですよね。

切れ味がとても良くて、ササッと切って6枚切り。サンドイッチ用に慎重にカットしたら、10枚以上はいけますよ。
これ使っています。
パンケースと包丁がセットになったものも人気のようです。
確かに、焼きあがったパンは、置き場所に困りますよね。私の場合は、焼きあがったらすぐに琺瑯容器に移して冷まします。

パンの上から乾いたふきんをかぶせて、しっとりさせることも。
カットしたあとは、数枚冷凍保存に回すので、残りを琺瑯に戻してタッパでふたをして保存しています。

野田琺瑯を使っています。
常温が基本ですが、真夏は野菜室で保存していますよ。毎日こう暑いと、ひんやり冷たいパンもまた美味しいです。
新モデルをチェック!細かな性能を比較してみる
===追記===
2015年11月1日に新モデルがでました。主要なスペックに変化はありません。
しいて言うなら、全機種サンドイッチ用のパンが作れるようになりました。
サンドイッチ用に切りやすく、具材もはさみやすい食パンが約3時間で作れます。
上位機種のみピザ生地コースが約8分でできます。

ピザ生地を作る間に具材を切ったり用意しますよね。さすがに8分は時短しすぎなのでは?笑
急きょ「おかわり!」となったときには便利かもしれませんね。
新旧機種で、大きさ・重量に変化ありません。
蓋など上部の色合いは違いますので、お好みでどうぞ。
▼上位機種
パナソニック ホームベーカリー 1斤タイプ ブラウン SD-BMT1001-T
▼中位機種
パナソニック ホームベーカリー 1斤タイプ グリーン SD-BM1001-G
▼下位機種
パナソニック ホームベーカリー 1斤タイプ レッド SD-BH1001-R
*当記事は2017年2月に加筆修正しています
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